
都会にいながら、地方とつながる場所 アンテナショップのおはなし
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アンテナショップって?
東京や大阪などの都市部には「アンテナショップ」と呼ばれる、小さな地方の紹介所のようなお店があります。
地元の特産品や食材を都市部の人に直接届けるための場所であり、
地方の魅力を発信する場所。
今日はいくつか私のお気に入りのアンテナショップをご紹介します。
観光の入口、移住のきっかけにも
ふらりと立ち寄った「おいしい山形プラザ」で、私は素敵な体験をしました。
店内には果物や地酒がたくさん並んでいて、ひときわ目を引いたのが、「なっとう昆布」という名前のおだし。
店員さんが、「これは山形の夏の定番なんです」と、食べ方をおしえてくれました。
刻んだナス、キュウリ、大葉、みょうが、オクラを入れて混ぜるだけ!
夏の暑い日には最高の組み合わせ!お素麵のおつゆにいれてもおいしくいただけそうと思い即購入しました。

地元ではおうちの畑で採れたお野菜を入れて作ることもあるそう。
そんな会話の合間に、山形の風土や人々の暮らしが少しずつ浮かび上がってきてなんて素敵な生活なんだと思いました。
あれから自宅には必ずなっとう昆布のストックがあります。(本当にだいすき!!超おすすめです!!)
なっとう昆布を食べるたびに、山あいののんびりとした農村の風景を思い浮かべていつか山形に行きたいなと思っています。
アンテナショップは、そんなきっかけをくれる場所。
遠くの土地がぐっと身近になり、知らなかった食や人との出会いが、旅や人生の方向をそっと変えてくれる。
それは「モノ」を買う体験ではなく、「物語」と出会う体験なのだと思います。
【東京・中央区】歩いて楽しむおすすめのアンテナショップ ツアールート
アンテナショップ巡りは、新幹線も飛行機も無しに、1日で日本全国の“おいしい”と“たのしい”を体験できます。
私のお気に入りのアンテナショップをおすすめルートとともにご紹介します!
特に銀座〜日本橋エリアには多くのアンテナショップが存在します。都内でも屈指のアンテナショップ密集地!
スタートは先ほども紹介したおいしい山形プラザ。
📍中央区銀座1-5-10
🚃銀座一丁目駅徒歩1分
まだ人通りの少ない午前中の時間に銀座を散策するのもきっと楽しいはず!
続いては少し足をのばして【有楽町方面へ】
東京交通会館の中にある北海道どさんこプラザへ。
百貨店の催事でも北海道物産展は人気ですよね!ここでは北海道といえば!のものは大体ここで手に入ります。
📍有楽町2-10-1 東京交通会館1F
🚃有楽町駅徒歩1分(おいしい山形プラザからも歩けます)
私はここで澤の露というカンロ飴を買います。
昔ながらの飴ですが、市販の飴よりもひと回り大きくて少し柑橘の風味がするのが好きで仕事用のカバンの中に常備してます笑

交通会館の中には他の地域のアンテナショップも多く入ってます。
ぜひいろいろ回ってみると面白いと思います!
最後は日本橋方面へ!
ブリッジにいがたです。ここは新潟のアンテナショップです。
📍日本橋室町1-6-5
🚃三越前駅徒歩2分
ここではサラダホープが買えます!個人的には新潟といえばサラダホープなので見つけたときはうれしかったです。
アクセンチュア時代、会津若松市に住んでいた時期があり、新潟へは金曜の仕事終わりに高速バスに乗ってよく行っていたので思い入れのある土地のひとつです。
ブリッジにいがたでは本当に種類多くの日本酒が購入できます。
お酒好きにとっては夢のような場所ですね!

しめくくり
ただの買い物だったはずのアンテナショップでの出会いが、旅のきっかけになり、いつしか「いつかはこんな場所で暮らせたら」という気持ちにまで育っていく。
アンテナショップは、地方のものを売ってるお店ととらえがちですが、
その土地で生きる人の姿や、季節ごとの暮らしを感じられる場所なんだなと実感しました。
そしてその場所を旅をしたくなる理由に、また住んでみたいと思える種が、そっと置かれている素敵な場所です。
ぜひみなさんもお近くのアンテナショップを覗いてみてはいかがでしょうか。
きっと素敵な体験になると思います。