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商品に同梱します!パープルMの絵本の制作裏話

※本記事は2023年に旧サイト「ノウタスモール」で連載していた内容を再掲載したものです。

どうもこんにちは!
パープルMプロジェクト第一弾商品 「マルチカラーのクイーンルージュ®️とシャインマスカットのセット」 好評予約受付中です!

本日は第一弾商品に同梱する限定品の絵本について書いていこうと思います。

パープルMの公式サイトには絵本のキャラクターたちのイラストが!

〜〜4月某日〜〜

髙橋さん「パープルMの世界観を題材に絵本つくろう!」
スタッフ「了解です!(よくわからんけど面白そうだからやってみよう)」

こんな会話があり、村上事業開発リーダーのもと、絵本の制作がスタートしました。
当時はパープルMのブランディングについて考えていた時期で、どんな人たちに楽しんで欲しいか? 伝え方はどうするか?といった話を考えていた上での天啓だったようです。

実は当初、パープルMプロジェクト構想への反応は良いものではありませんでした。
ぶどうのブランディング、加工品の開発、イベントの開催、新種の開発…といった計画を周囲に話しても、「言うのは簡単だけど…」「夢物語のよう」という反応でした。

実際私たちも初めてチャレンジすることばかりで進め方に迷っていた部分があったのも事実ですし、
プロジェクトのスピード感も内容もてんこ盛りだったので、半信半疑な人が出てくるのも仕方がないのかもしれません。

そこで髙橋さんは思いついたようです。
夢物語のようなんだったら、本当に夢物語を題材にしちゃえばいいや、と。
ちょうど商品に普通のリーフレットを同梱してもつまらないねーという話をしていたところだったので、絵本を同梱することに決まりました。

コンセプトメイク

絵本を作るためにまずしたことは、世の中の絵本を読みまくったことと、パープルMとして表現したい事項をまとめたことです。

本屋で絵本を探し回りました。ちなみに筆者はスズキコージ先生や田中光先生、島田ゆか先生などが好きです 

絵本のインプットが終わったら、次に社内で絵本の方針について話し合う会議を設定し、ディスカッション資料を元に話し合いました。 

実際に会議で使ったディスカッション資料。様々な意見が飛び交いました 

村上さん「一口あーん、で変化が起こっていくインパクトのある感じもいいですねえ」 
髙橋さん「うちの社員登場させてそれぞれの得意分野をわかりやすく表現しても面白いかも」 
岡木さん「生産者としてはぶどうを口に入れる瞬間を盛り上げるような内容が嬉しいです。」 
信田「かわいい動物かわいい動物かわいい動物かわいい動物」 
髙橋さん「キーワードをもとにChat GPTに書かせてみてもおもしろいんじゃない?」 

こんな会話を経て、パープルMのコピー「ぶどうをもっと楽しく、おいしく、身近に、無駄なく」をモチーフにしつつ、第一弾商品であるマルチカラーのクイーンルージュの魅力や、あと値決めで支払っていただく理由を伝えられるような内容にしよう、という方針に決まりました。 

登場人物はノウタスメンバーとは関係ない動物たちにして、自由にふるまってもらう方針にも決定しました。 

ストーリーを煮詰める

方針が決まったら、ストーリー案をいくつか作ってメンバー全員でブラッシュアップをかけていきました。

ここからは作画を担当いただいたコトリナartworkさんにも加わっていただいています。

コメントを入れ、議論し…というやりとりを行っていきます。改めて見直してみたら長〜い社内チャットが出てきました…

ストーリー検討のメモたち。
ちなみに村上さんが挙げたキーワードをもとにChatGPTに書いてもらったストーリーも参考に入ってます。

パープルMの事業を体現できているか、キャラクター性が出ているか、起伏があって面白いか…といった視点からストーリーが煮詰まっていきました。

キャラクターデザイン

次にキャラクターデザインです。
ストーリーを元にコトリナWorksさんにラフ案を出していただきました。

初期案2つです。画風が全然違う!

アイコニックなキャラクターにすべく、②のジト目をベースにブラッシュアップしにいくことになりました。

第二案がこちら。だいぶ今のデザインに近くなりました。 

ここからさらに親しみやすさやかわいさを足したり、ぶどう農家の岡木さんにぶどうの木のリアルさをフィードバックしてもらいながらデザインを尖らせていきます。

いよいよ作画!

ストーリーとキャラクターデザインが煮詰まったところで、まずは絵コンテを作って作画の骨格を決めていきます。

初期絵コンテ。完成した絵本とは少しだけ内容が違います。

絵を見るとわかることもたくさんあるため、この状態でさらに意見が集まりました。
ページをめくった時のワクワクがあるのか、ストーリーの意味がわかりやすくなっているのか、などの指摘が入っていきます。
村上さんからは、鳥獣被害のメタファーとして隠し要素的に鳥を登場させよう!といった意見も入ります。

絵コンテに集まる大量の意見たち。連日大盛り上がりでした。

さらにコンテベースで2〜3回の変更が入り、いよいよ作画に入っていきます。
今回は暖かい絵にするため、絵の具や切り絵を使ったアナログな作画を行うことになりました。

ストーリーにブラッシュアップをかけたことでページ数が増え、各シーンの作画コストも大幅にアップする中でのご依頼となってしましました。
作画期間はなんと1ヶ月弱。 コトリナworksさんにはずいぶんと頑張っていただきました…

こうして、4ヶ月という短期間で初期構想〜作画までを行い、絵本「ノウプルさんのふしぎなぶどう」が完成しました。
プロジェクトメンバーの思いが詰まった絵本になっていますので、ぜひ読んでみてくださいね。

今日は特別に絵本の冒頭を掲載しちゃいます!

この絵本は第一弾商品「マルチカラーのクイーンルージュ®️とシャインマスカットのセット」のみに同梱される限定品ですので、ぜひ予約して内容を確かめてみてください!

絵本はシリーズ化も予定しています。
私たちは、この絵本のシリーズを通じてパープルMが実現したい理想の世界を表現し、現実でもその夢物語を叶えていきたいと思っていますので、長い目でお楽しみください。

それでは次回の記事でお会いしましょう〜

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