
カンボジアの農村には○○○の大群がいる
3月になり、カンボジアはもっとも暑いシーズンを迎えています。マンゴーも一番美味しい時期です!街中のマンゴーの木が沢山の実をつけています。
季節の変わり目なので、カンボジアの天候や農業について少しご紹介します!

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四季ではなく、三季!
東南アジアっていつでも暑い、いつでも夏、と思われがちなんですが、実はちゃんと季節があります。ただ四季ではなくて三季です。
雨季(5月~10月) 🌧️:モンスーンの影響で連日のスコール(大体午後2時~4時の間に1時間くらい降る、アホほど降る)。田んぼには水がたっぷり。25℃~32℃
乾季(11月~2月) ☀️:涼しく過ごしやすいが、水不足に注意。20℃~30℃
暑季(3月~5月) 🔥:気温40℃近く!日陰のない畑仕事は過酷。27℃~37℃
いや、いつでも夏じゃん!笑
なんですけど、現地にいると、その季節の違いには気づくものです。人間の感覚って繊細ですよね。
とはいえ、日本ほど大きく気温や湿度が変わるわけではありません。豊かな四季が生み出す日本の農産物の味の深みや、際立った甘みはなかなか得がたいものです。世界中の人が羨ましがるところですね、当たり前でなかなか気付けないけれども。やはり日本て食べ物が美味しい国なんだよな、と感じずにはいられません。
あと、四季の移ろいは人間の心理状態にも大きな影響を与えますよね。良くも悪くも。心配になったりおおらかになったり。そういうのって芸術の世界にも反映されやすいと思っていて、個人的には四季がある国のほうが芸術性も高い傾向があると思ってます。
お米は○毛作!
一年中気温が高く、水も安定的に供給されていると、一年に何回もお米が収穫できます!
日本だと一年に一回が当たり前ですし、それが季節感ですよね。
でも、カンボジアだと、二回は当たり前。三回収穫するところもあります。三毛作!なのでお米は安く買えます。1キロ1ドルという相場感なので、日本の三分の一くらいの値段です。

ただ、早く収穫できる品種が多くほぼジャスミンライスです。たまにカンボジアの友達と日本食レストランにいくのですが、彼らは日本のお米があまり得意ではありません。「too sticky. (ネバネバしすぎ)」って言われるんですね。
日本人がジャスミンライスを美味しく食べるコツ
- もち米といっしょに炊く!もち米30:ジャスミン70が黄金比
- ちゃんと浸水させる!1時間は浸水させる
この2つをかけ合わせることで、日本のお米を食べているといわれても騙されるくらいの仕上がりにすることができます!
「いつ使うんだよ!」というライフハックのご紹介でした!笑
農村地帯にいくと○○○をよく見かける

カンボジアの農村では、田んぼにアヒルを放し飼いにする光景がよく見られます。実はこれ、 立派な農法 なんです!
アヒル農法のポイント
✅ 害虫を食べる → 稲を食べる虫や雑草の種を食べてくれる!
✅ フンが天然の肥料に → 化学肥料を減らせる!
✅ 収穫後は市場で販売 → お米だけでなくアヒルの肉も収入源に!
カンボジアの農村では、化学品を使わない昔ながらの知恵がたくさん息づいています。商売としてそれが合理的かどうかは置いておいて、どうしてそれがそうなっているのか、という自然の論理みたいなものをたくさん学ぶ機会があります。生きる知恵とでも言うのでしょうか、最近流行りの言葉ですが「探究学習」というテーマにも紐づいているように思います。
東南アジアはこれから暑季と雨季とで過ごしにくいシーズンを迎えますが(笑)、果物がおいしくなる季節でもあります!ぜひ遊びにいらしてください~!