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家庭菜園奮闘記 ぶどう栽培とアライグマ!

家庭菜園, 農作業

群馬県南部、100年以上の歴史を持つ市街地に位置する私の家庭菜園。もともとは家が立っていた跡地で、今では50平米の広さがあるこの畑には、季節ごとに多種多様な野菜や果物が育ちます。しかし、この土地は一筋縄ではいきません。元々河原だったこのエリアは、掘ると丸石がゴロゴロと出てきますし、土も痩せていて栄養が不足しがち。とはいえ、水はけは非常に良いのが唯一の救いです。こうした環境にもかかわらず、自然に任せた無農薬栽培を心がけており、毎年春から秋にかけて、アブラナやトマト、さつまいもやキウイなど、季節の恵みを楽しんでいます。

しかし、私の家庭菜園には、ここ数年、予想外の訪問者が現れました。アライグマです。この愛らしい見た目の動物の存在を私が認識したのは、1年前のこと。私が大切に育てている巨峰を、まるで自分のもののように食べてしまうのです。

ノウタス 家庭菜園
私の大切な菜園&ガーデンです!

ぶどうの半分がアライグマに食べられてしまう

私が巨峰の栽培を始めたのは20年前。栽培といっても、JAの花木センターで購入した苗を裏庭に植えたままずっと放置していました。それを数年前から現在の場所に移植し、本格的に手をかけ始めました。巨峰は私にとって特別な存在です。種無しぶどうが主流となっている中で、あえて種ありを選んだのは、種無しという言葉自体に違和感を覚えることと、種ありの方が味が濃くて美味しいと感じるからです。屋根付きの駐車場の下に這わせて育てているぶどうは、順調に育ち、間引きや摘粒をして70房を袋掛けするほどに成長しました。

しかし、去年は50%ものぶどうがアライグマにやられてしまいました。袋掛けしているにもかかわらず、夜中に家の外からゴソゴソと音がすることが増え、不審に思って懐中電灯で確認すると、そこにいたのはアライグマのファミリー。3〜4匹でやって来ては、私の大切なぶどうを盗み食いしていくのです・・・。常夜灯の設置、夜間の見張りをしましたが、それでも半分はやられてしまいました。

今年の対策 動物撃退器の効果

昨年の被害を受けて、今年は徹底的な対策を講じることにしました。去年から設置しているLEDの常夜灯に加え、動物撃退器を導入。音波でアライグマを遠ざける作戦に出ました。7月初旬に一つ目の撃退器を設置したところ、2〜3週間ほどはまったくアライグマが近づいてこなくなり、効果を実感。7月後半にはもう一台設置したことで明らかに去年よりも出現頻度が落ちました。

そして、ぶどうの房には紙袋だけでなく、ダイソーで購入した水切りネットの袋掛けを追加しました。ぶどうの房が大きくなることを見越して、長さ40センチの大きなネットを使うことで、しっかりと守りました。

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さらに、ぶどうの房が枝からぶら下がる距離をわざと遠くするために、上部の房を大胆に摘粒しました。これで、アライグマが届きにくくなり、被害が軽減されました。

去年は全体の50%を食べられてしまいましたが、今年は20%程度の被害に抑えることができたのは、大きな成果でした。

また、アライグマがぶどうに近づく時の導線上に、農政課に相談して無料で借りた罠も設置。アライグマの中で「あそこの家には近づかないほうが良い」と悪い噂が立つことを願います。

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そんな目でみつめないでほしい

来年への意気込み

今年はこれまでの中では一番うまく対策が成功したと感じていますが、来年も引き続きアライグマとの知恵比べが続きそうです。特に、房の位置をアライグマが届かないように工夫しつつ、ネットや罠の設置も忘れずに行いたいと思います。また、ぶどうが終わった後も、畑の栄養を整え、しっかりと剪定作業を行う予定です。今後もアライグマと戦いながら、より良いぶどうを育て、さらに美味しい実りを目指していきます。

家庭菜園は単なる趣味ではなく、自然との共生と戦いの日々。アライグマとの知恵比べは決して楽ではありませんが、それもまた農作業の醍醐味です。来年もまた、彼らに負けず、美味しい巨峰を収穫できることを楽しみにしています。

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今年の成果。ご近所さんにもおすそ分けして喜んでいただけました!

※本記事は家庭菜園を愛する私の母からの寄稿です!

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