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ノウタス ライフ 干し柿 自家製

干し柿を家で作っています。自家製って楽しい!

群馬県南部、100年以上の歴史を持つ市街地に位置する私の家庭菜園。ここには樹齢60年以上の百目柿(ひゃくめがき)の木があります。この柿の木は、秋が深まるとたくさんの実を実らせます。年によって前後しますが大体100~200個ほど。その柿を使った干し柿づくりが、我が家の秋の恒例行事となっています!作り方はむずかしくありませんので、説明していきますね。

ノウタス ノウタスライフ 干し柿

収穫のタイミング

収穫は「風が冷たくなったな」と感じたら行います。群馬県南部では、大体毎年10月下旬から11月初旬にこの風が吹きます。あと、収穫のタイミングを決めるうえでとても大事なのが今後2-3週間の天気です。3週間は外で干しますから、長期予報で秋晴れが続きそうなタイミングを見計らって収穫と仕込みを行います。雨が多いと柿がカビてしまうんですよね。

収穫の際は、麻ひもを結びやすいように枝部分を長めに残して切るのがポイントです!

ノウタス ノウタスライフ 干し柿

柿の選び方

極力甘い柿は生で食べたいので、渋柿を選びたいところですが、見た目からはなかなか判断がつきません。皮の見た目から予想する感じです。とはいっても、甘柿は干し柿にできないということではありません。渋柿が驚くほど甘くなるのが干し柿の面白いところなのですが、甘柿でつくればそれ以上に甘くなるんです!なので、選別にこだわりすぎなくてもいいかな、というのが私の結論です。

仕込みの手順

手順はとてもカンタン!
1. ピーラーで皮を剥く
2. 熱湯にさっとくぐらせる(カビにくくなる、らしい)
3. 麻ひもでくくりつける
4. 日当たり、風通しのよいところで干す(我が家は屋根のある物干しスペースに干します!)

以上です。

皮をむいて、紐をくくって。黙々と行うこの作業が心を安らかにしてくれるんですよね~。我が家では、もともと穏やかな夫がさらに穏やかになってほとんどやってくれているのですけれど(笑)

ノウタス ノウタスライフ 干し柿

干し方のコツ

写真のように麻ひもでくくった柿を、風通しの良い場所でじっくり3週間ほど干します。天候によっては少し早まったり遅れたりしますが、落としたときに「カタン」と硬い音がするくらいまで干すのが理想です(私は特に硬めが好き、ベトベト系が苦手)。

干す途中では、何回か柿の向きを変えることで麻ひもの跡がつきにくくなって仕上がりが美しくなります。また、定期的に実を揉んであげることで、仕上がりが均一で柔らかくなります。このひと手間が、干し柿をきれいに美味しくするコツです!

ノウタス ノウタスライフ 干し柿

食べ方、ブランデー漬けは大人の楽しみ

しっかり乾いて硬くなった干し柿は、次の春まで冷暗所で保存可能です。暖かくなってきたら冷蔵庫にいれれば、かなり長く楽しめます。そのまま食べたりクリームチーズやヨーグルトと合わせても最高に美味しいのですが、私のおすすめはブランデー漬け。ブランデーに漬け込むだけなのですが、甘さと香りが引き立って、とっても贅沢なデザートになりますヨ!

ノウタス ノウタスライフ 干し柿

私にとっての干し柿づくり

干し柿づくりは、ただの保存食作りではなく、家族との時間や季節を感じる大切なイベントです。渋柿(渋柿って本当に渋いですから)の渋みが消え、甘くなる不思議なプロセスは、自然の力を実感させてくれます。干し柿が完成したときの喜びは、何とも言えないものです。なんでも便利になった現代ですから、こういった手間がかかる体験が逆に価値になるのかな、それはきっと若い世代にとっても同じなんじゃないかな、なんて思ったりします。

日当たりがよくて乾燥した場所があれば干し柿は作れます。この冬はぜひ干し柿づくりを体験してみてください!きっと秋の恒例行事になりますよ~!

※本記事は家庭菜園を愛する私の母からの寄稿です!

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