
中国産の“シャインマスカット風”ぶどうを食べてみた
昨日カンボジアのイオンで見かけた「GREEN GRAPE」。
原産地は中国と表示されていました。
見た目は日本でおなじみのシャインマスカットそっくりです。
粒が大きく、黄緑色のつややかな果皮が印象的。
今回は実際に買って食べてみました!
Contents
見た目とサイズ感
1粒が約30g、直径はおよそ3cm。
大粒のため食べ応えがあり、房全体もかなりのボリューム感です。
サラダやデザートの飾りに使えば見栄えが良く、料理の彩りにもなりそう。

食べてみた感想
- 甘さ:控えめであっさり
- 香り:マスカット特有の芳香はほぼ感じられない
- 皮:皮ごと食べられますが、やや厚めで口に残る食感
- 食感:果肉はやや柔らかめでジューシー、大味な印象
香りや味の濃さでは日本産シャインマスカットに及びませんが、その分さっぱりとしていて食べやすく、一度にたくさん食べられる感じがします。
ただ、中の空洞が気になる。これは食感があまり良くない。
日本産シャインマスカットとの比較
特徴 | 中国産シャイン風ぶどう | 日本産シャインマスカット |
---|---|---|
甘さ | あっさり | 濃厚で上品な甘さ |
香り | ほぼ無香 | 強いマスカット香 |
皮 | 厚めでやや残る | 薄くて口に残りにくい |
粒の大きさ | 約30g・3cm前後 | 20〜25g前後 |
価格とカンボジアでの位置づけ

カンボジアのイオンでは100gあたり約1.09ドル(約160円)。500gの房でも5〜6ドル程度。
これは日本でいうとブランドいちごや巨峰クラスの価格帯で、安いとは思いません。
高級フルーツではないけど、中価格帯という感じ。
カンボジアのローカルフルーツと比べると、その差はさらに際立ちます。
例えばマンゴーは1kg約1ドル、バナナやドラゴンフルーツも1〜2ドル程度。
ですから、この中国産ぶどうはローカルフルーツの10倍以上の価格になります。
現地においては、日常的に食べるというより、ちょっとした贅沢や特別な気分を楽しむフルーツと言えるでしょう。
にしてはちょっと味に特別感がないかなぁ。
日本産シャインマスカットの課題と可能性
日本原産のシャインマスカットは、海外での品種登録が進んでいなかった時期に苗や枝が流出し、各国で無断栽培が広がった経緯があります。
その結果、アジア市場では“シャインマスカット風”のぶどうが広く出回り、日本産の存在感は限定的になってしまいました。
それでも、実際に食べ比べてみると、日本産は香り・甘み・食感のすべてで別格。
まだまだ海外市場でのポジションは空いており、本物志向や高品質を求める層に向けた展開の余地は十分にあると感じました。
「本物を知っている人」や「特別な一房を求める人」にとって、日本産シャインマスカットは、やはり他では代えがたい存在です。
ノウタス取締役 岡木さんのぶどうを食べてみてください!
岡木農園のぶどうはとにかくおすすめです。
収穫したらその日のうちに発送。
シャインマスカットであれば箱を開けた瞬間にムスクの香りが匂い立ちます。
皮は薄くて中身はジューシー。
歯の先で噛んだ瞬間に口の中で弾ける衝撃をぜひ体感してみてください!


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