
ぶどうの魅力に迫る! (2)ぶどうの特徴
ぶどうDAO公式メディアチームです!
今回もぶどうの魅力についてお伝えしていきます!
ぶどうはつる性植物で、果実が房状に多数の実をつけるのが特徴です。
原産地により、主に「欧州種」「米国種」「欧米雑種」の3つに分類され、種類によって栽培の難易度も異なります。
- 欧州種:乾燥した気候を好み、湿潤な環境に弱い傾向があります。また、「フィロキセラ」という害虫(ぶどうの根に寄生し株を枯らしてしまうアブラムシの一種)に対する抵抗性がないため、後に記載する米国種の根を接ぎ木にして栽培するのが一般的です。
- 米国種:耐寒性・耐病性に優れ、共進化によりフィロキセラなどのような病害虫への抵抗性を持ち合わせているため、比較的栽培しやすい品種です。ただし、欧州種に比べると果肉が硬く、噛みにくいと感じる場合もあります。
- 欧米雑種:欧州種と米国種を交配して生まれた品種で、両方の長所を併せ持っています。高い品質と耐病性を兼ね備え、日本で多く栽培されている品種です。
(例:巨峰、ピオーネ、シャインマスカットなど)
日本でぶどうが旬を迎える時期は品種によって異なりますが、おおむね7月下旬〜11月上旬にかけてです。また、糖度は高く、品種によっては20度以上になるものもあります。
*参照:
①糖蓄積がブドウの着色に及ぼす影響 – 山梨県
②加温栽培ブドウ シャインマスカット における糖度上昇を目的とした植物生育調節剤処理方法の検討-島根県農業技術センター
③収穫カレンダー – 宮﨑ぶどう園
④点滴かん水方法と水量が無加温栽培ブドウ デラウェア の生育と果実品質に及ぼす影響-島根県農業技術センター
⑤令和3年度甲州種ブドウ生育期間における糖度・酒石酸・pHの推移-甲州市(甲州種ぶどう成熟度調査)
また、ぶどうにはポリフェノールが豊富に含まれており、栄養価が高いことで知られていますが、皮や種子には、抗酸化作用を持つアントシアニンやレスベラトロールなどのポリフェノールが豊富に含まれています。そのため、できれば皮ごと食べるのがおすすめです!
Contents
ぶどうの美味しい選び方
それでは最後に、ぶどうの美味しい選び方・保存の仕方をご紹介します!
- 果実にハリがあるか確認する
シワがなく、均一に色づいているぶどうは、鮮度が高く適切に管理されている可能性が高いです。みずみずしく水分を保った果実は、本来の甘みや風味をしっかり感じられます。
逆に、果実にシワがある場合は、収穫から日数が経過し鮮度が落ちている可能性があります。 - 果梗(かこう)が緑色か確認する
ぶどうの房についている枝(果梗)が濃い緑色でピンと張っているものは、新鮮な証拠です。
一方、果梗が茶色く乾燥している場合は、収穫から時間が経っている可能性が高いため、購入時によくチェックしましょう。
保存のポイント
- 洗わない
- 枝ごとに切る
- 冷蔵庫で保存する
ぶどうの表面に付いている白い粉はブルームと呼ばれ、果実の水分蒸発を防ぎ、品質を保つ役割を果たしています。
そのため、ブルームを落とさないよう洗わずに、枝ごとに小分けしてから冷蔵庫で保存するのがおすすめです。
今後について
これから、ぶどうの旬を迎える前に、美味しい食べ方を体験レポートとしてお届けする予定です!どうぞお楽しみに!
※一部画像はAI生成によるイメージ画像を使用しています。