子牛に冬支度させたら、超絶可愛いくて癒しだった♡
12月に入り、私の住む岩手では冬の寒さが厳しくなってきました
景色がすっかり雪に包まれる中、ストーブやこたつのぬくもりが恋しい季節です
人は暖房をつけたり、厚着をしたりすることで寒さをしのぎますが、牛の寒さ対策はどうするのか?
今回はそんなお話をしていこうと思います!
後半では、とーっても珍しい、牛のいびきを聞ける動画もあるので、ぜひチェックしてね!
牛は寒さに強い?
牛は基本的に暑さに弱く、寒さに強い生き物です。
というのも、実は牛も犬や猫と同じように寒くなると冬用の毛に換毛するのです!
夏の毛に比べると毛足が長く、夏に生える短くてつやつやの毛と比べると、冬は毛足が長くなりもふもふになるのです。
また、牛の第1胃(反すう胃)には微生物がたくさんおり、食べた草を発酵させているのですが
この第1胃が発酵により熱を生産しているのです。
そのため、牛は寒さより暑さが大敵なんですね。
そんな寒さに強い牛ですが、実は子牛のうちは第1胃がまだ発達していないため、寒さに弱かったりします。
特に生まれたばかりの子牛は寒さに弱く、冬に生まれる子牛にはしっかり防寒をしてあげる必要があります。
子牛が生まれました!
寒さの厳しい12月頭、うちの牧場では子牛が2頭生まれました!
12/6生まれ 増(ます)くん
親が「とみます」なので名前をもらって増くんと名付けました🐮
深夜に産気づき、夜中じゅう待ち構えていたけど一向に産まれず…
朝方獣医さんを呼び、引っ張ってやっと生まれてきた子でした。
そんなにお母さんのおなかの中に居たかったのー?笑
12/7生まれ ふくちゃん
親が「ふくこ」なので名前をもらってふくちゃんと名付けました🐮
こちらは逆に安産過ぎて気づいたら産まれてた!
うちではカメラを設置して24時間いつでも牛を見れるようにしているのですが、
ほんの少し目を離したらもう産まれてたという、なんとも対照的な2頭の出産でした。
1日違いで生まれてきた子牛たちは仲良しで、いつも一緒♡
子牛の防寒対策を紹介!
母牛のおなかから産まれたばかりの子牛にとって、外はとっても寒い環境。
牛の体温は38~39℃。岩手の12月上旬の平均気温は5℃。
産まれたばかりの子牛にとっては温度差なんと33℃にもなるんです…!
なので産まれてすぐの子牛はずっとプルプルしてます。そりゃ寒くて震えちゃいますよね
なので産まれたばかりの子牛にはしっかりと防寒対策をとります
①牛用のベストを着てぽかぽか
寒さに弱い子牛用に「カーフジャケット」という、牛に着せる服があります
少し動きずらそうですが、とってもあったかい(たぶん)ので、多少の寒さは大丈夫!
②ヒーターをつけてぽかぽか
服のほかに、牛舎に暖房を設置するという方法もあります。
子牛の寝る場所の上にヒーターを取り付けて、いつでも寒くなったときは暖をとれるようにしています。
ぽかぽかリラックス
ジャケットを装備してあったかくなったようで、よく2頭で一緒にリラックスしています
時にはくつろぎ過ぎて爆睡してることも…!
草食動物である牛は基本熟睡はしないのですが、たまーに、大丈夫?ってくらいリラックスしてます♡
防寒ができてるからか、快適そうでよかったよかった
冬の寒さもへっちゃら!
今回は牛の冬支度について、ご紹介しました。
牛も人と同じく、暖房と服で防寒をしているんです!
皆さまも冬支度をしっかりして、良いお年をお過ごしください!
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