
灼熱のお遍路ノマド。お遍路リモートワーク。
ニホン、アツイデスネ。。。
いつもカンボジアにいる私ですが、一時的に日本に帰っておりました。
美しさとか、ご飯の美味しさとか、物事の正確さとか、まぁいつもながら感心感動するわけなんですが、今回痛感したのは「暑さ」ですよ。
どうなっちゃってるの、この列島は。カンボジアより暑いですよ。体感、2倍暑いです。皆さんこの夏の避暑。カンボジアにお越しください。
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縁あって遍路
と灼熱の日本なわけですが、いろいろときっかけがあって、お遍路することにしました。はい、四国八十八霊場巡りです。空海の。
ノウタスはノウタスワーケーションという農業をしながらリモートワークするというソリューションを持っているんですが、お遍路しながらリモートワークもできるのでしょうか!
お遍路 x 灼熱 x リモートワーク。これは香ばしい匂いがします。
※日程の都合上、八十八霊場は一気に回れないので、今回は香川県内のお寺だけを巡ることにしました。「区切り打ち」と呼ぶみたいです。
結論、無理
早速ですけど、私には無理でした!ぜんぜん、むり!笑
以下リモートワークしながらお遍路を目論む方に私のハートブレイキングポイントを共有します。
ミーティング時間にミーティングできる環境つくるのムズすぎ
屋根があるとか座れるとか、そういう場所が都合よくその時間にみつからないんですね。
都市部ならばカフェとか公園とかあるとおもうんですけど、公園もほとんど見かけなかった。
車のときは車でミーティングとかね、みなさんよくやられてますよね。
でも屋外、歩き、田舎道なんですよ。
「ミーティングまであと1時間あるけど、この公園逃すと炎天下ミーティングになるかも」と疑心暗鬼になり、歩みを止めてしまうことがしばしば。
どっちも集中できないのはなかなかつらいものです。



肉体疲労ひどすぎ
一日20キロとか25キロとか炎天下を歩きます。
常時35度以上で何時間も日光浴びてるっていうのは、顕在的にも潜在的にもかなり体力を削られます。
宿についてシャワーを浴びたら頭がボーッとしていて、パソコンを開くのが大変苦痛です。
パソコン重すぎ
これはじわじわ効いてきます。
ラップトップとバッテリーで1.5キロとかありますよね。バックパックに入れて歩くんですけど、じわじわ膝に来ます。
ぼくは結局膝をひどく痛めてしまって、まったく歩けない日がありました。ちょっとした数センチの段差を下がるだけで悲鳴をあげるほど膝が痛いという症状を初めて経験して、とても怖くなりました。膝大事。
次回の改善点
軽装にする
パソコンや各種バッテリー、着替えは最寄りの大きめの駅のコインロッカーに預けて極力軽装にすること。
電車、バス、タクシーを使う
軽装で一定期間歩いたら、大きめ駅まで戻って荷物をピックアップする。ネイティブバックパッカースタイル、バックパッカー原理主義にこだわる必要はないと思います。
自分の膝の限界を把握しておく
僕は一日25キロ歩くと膝に違和感が発生して、そこから数分で激痛に変わることがわかりました。事前に20-30キロを歩いて自分の足の限界を知っておいたほうが良いと思います。
真夏にやらない
これそもそもやる人いないか。あつすぎて危ないです。木陰が心から待ち遠しい日が来るなんて思いもしなかったです。
ミーティングは移動中には入れないように工夫する
歩くときににパソコンを持ち歩くのはおすすめできないし、適切な環境があることの方がすくないです。スマホから参加できる重要度のミーティングであれば行けると思います。木陰で。
空海の歩いた道をコツコツと歩き、人の優しさに触れながら、自分の無力さを痛感し、感謝の気持ちが身体の奥底から湧き出てくるお遍路は、とても価値のある修行だと思います。
でも時間を取りますし、仕事をしながらやるのは難しいですよね。
実際日本人お遍路さんの70%が60歳以上というデータもあります。
でも足腰が弱くなってきてからこの修行やるのは厳しいです。
この辺構造的に問題があると思っていて、働き盛りの人たちがお遍路できるようになったらいいな、どうしたらできるかな、というのが今回の挑戦のテーマでもありました。
私も今回の結果を元にまたチャレンジしようと思っています。
リモートワークしながらお遍路する仲間が増えたら嬉しいですし、この記事が参考になったらとても光栄です。
僕の膝が泣いて喜びます。いまもまだ震えてます。





