ペットボトル農家への道 「オクラ 黎明編」
ノウタスのビジョンは「暮らしに農を足す」ですから、どうやったら万人が気軽に農に関われるかをいつも考えるんです。
ぶどうの木をシェアして栽培したり、オンラインで収穫体験をしてみたり、農業事業の企画をDAO化してみたり、ノウタスとしてはいろいろな取組をしてきています。
ただやっぱりベーシックに、自分でつくってみたいじゃない?ということで、シャインマスカットを鉢植えで育ててる社員もいます。
でも、鉢植え・プランターも置くスペースがない、というケースもあると思うんです。
ということで、キッチンでカイワレ育てる以上、プランターでトマト育てる未満、このセグメントを開拓してみたいとおもいます!

Contents
種まきと発芽の喜び(9月2日〜4日)


9月2日、1.5Lのペットボトルにオクラの種を3粒まきました。するとなんと、2日後の9月4日にはもう芽が出てきました。

小さな緑の芽を見ただけで、ちょっとワクワクしてきます。
双葉が開き、徒長の不安(9月5日〜7日)
9月5日には双葉が伸びてきたものの、このころは曇りがちの日が続きました。
日光不足で、芽はひょろひょろと上に伸びてしまいます。

9月7日には3本の双葉が並んで開きました。「全部かわいくて、どれも残したい…」
でも、オクラは根がまっすぐ伸びる直根性。
限られたペットボトルで育てるには、間引きが必要だと分かっていました。
決断のとき:間引き(9月9日)
本葉が出始めた9月9日。とうとう「1本だけ残す」という決断をしました。
根元からハサミでチョキンと切り落とすのは、思った以上に勇気がいります。
残した1本を見ながら、「君にまかせる」と声をかけました。

間引いた芽を味見してみると、ほんのりオクラの風味があって粘り気があって不思議でした。
トラブル発生!(9月15日)
順調に育っていると思った矢先。
9月15日、ひょろっと伸びていた茎が「くの字」に折れてしまいました。
「ああ、もうダメかも…」と落ち込みましたが、諦めきれずに応急処置。
割り箸を支柱にして、柔らかいチューブでそっと固定しました。

まるで小さな外科手術をしている気分でした。
復活の兆し(9月18日)
数日後の9月18日。
本葉が数枚に増え、色も濃くなってきました。
折れてしまったのに、しっかり生き延びている姿に感動。
「がんばってるなあ」と思わず声をかけたくなるような、小さな生命力を感じました。

ここまでのスピード感は、地植えやプランターと同じくらい。頑張れ、ペットボトル農業!
これからの期待
ペットボトルは土が少なく、成長後半は失速しやすいと思われます。
それでも、なんとか花を咲かせ、実をつけてほしい。目標は11月に「ペットボトル産まれのオクラ」を食卓にのせることです!
小さなベランダとペットボトルでも、こうして自然と向き合えるのは面白い体験です。
これも立派なノウタス活動!
次回の更新は「花が咲いたとき」あたりで!
そこまで折れないでくれ。
ペットボトルオクラの課題は、一本折れたら終わりってことだな~~笑