家庭菜園

【アレクサで実現！】1万円ちょっとで始める「おうちスマート農業」

2025.11.30

家庭菜園, 農と仕事

「スマート農業」と聞くと、どんなイメージを持ちますか？

GPS搭載の巨大なトラクターや、広大な畑を飛ぶドローン、そして導入にかかる数百万、数千万円というコスト……。「プロの農家さんがやる、すごく難しくて高いもの」と思っている方が多いのではないでしょうか。

実は、そんなことはありません。

もっと身近なAmazon Alexaと、数千円のガジェットだけで、誰でも簡単に「おうちスマート農業」は始められるんです。実際、私はこのシステムを使って、屋内で「ぶどう」を栽培・管理しています。

今回は、私が実践している「なんちゃって（でも実用的！）」なスマート農業の裏側をご紹介します。

Contents

用意するのは「安価なスマート家電」だけ

まず、私が揃えたのは以下のアイテムです。どれもAmazonなどで手軽に買えるものばかり。

スマートプラグ（1,500円くらい × 数個）
スマート温湿度計（3,000円くらい）
スマートリモコン（3,000円くらい）
スマートカメラ（見守り用）

これだけです。専用の農業用センサーは必要ありません。

植物に必要なのは「光・水・温度」

植物を育てるのに必要な「光」「水」「温度」。これらをどうやって自動化・遠隔操作するか？ここが腕の見せ所です。

1. 光の管理（スマートプラグ）
植物栽培用のLEDライト（これも数千円で買えます）を用意します。これをスマートプラグに接続。
「アレクサ、朝6時にライトをつけて」「夕方6時に消して」と設定すれば、正確な日照サイクルを作れます。

2. 水の管理（スマートプラグ）
ここがポイントです。用意するのは水槽用のウォーターポンプや加湿器。
大事なのは「スイッチがなく、コンセントを挿すだけで動くタイプ」を選ぶこと。
これもスマートプラグに繋ぎます。「1日2回、1分だけ電源ON」という設定にすれば、自動水やりシステムの完成です。
加湿器を使えば湿度の調整もできます。

3. 温度の管理（スマート温湿度計とスマートリモコン）
これはシンプル。スマートリモコンに部屋のエアコンを登録します。
「スマート温湿度計の室温が○度を超えたら冷房ON」といった設定にしておけば、真夏でも植物が枯れるのを防げます。

実際にやってみてどう変わった？

仕上げにスマートカメラを設置すれば、外出先からスマホで植物の様子をチェックできます。
「あ、ちょっと土が乾くペースが早いな」と思えば、スマホからポチッと水を追加。
もちろん、タンクへの水の補充や、伸びすぎた葉っぱを間引くといった作業は、現地に行って自分の手でやる必要がありますが、日々の管理は大幅に楽になります。