
ノウタス高槻農園の2年目のお話 収穫編
こんにちは!ノウタス高槻農園のさとちゃんです。
9/6(土)、7(日)、10(水)の3日間、ぶどうの収穫祭を開催いたしました。
ノウタス取締役でぶどう農家の岡木さんや、シェアツリー会員のみなさんに教わりながら作業を重ね、なんとか無事に終えることができました。
今月は、これまでの振り返りも含めてお話しできればと思います。

Contents
昨年は参加者、今年は管理担当者として
今年は管理担当者として農園に関わらせていただくこととなり、週に1〜2回、初心者ながら農作業に挑戦してきました。
農園に通うたびに芽吹きやぶどうの樹の成長に感動する一方で、病気や獣害に直面すると、本当に心が折れそうになりました。
収穫祭直前の不安と、小さな希望
収穫祭の2日前。
少しでもきれいな状態でお迎えできればと農園へ行くと、1週間で15房ほどが獣害被害にあっていました。
「数も少ない、不揃いで小さいし、実も少ない…。収穫祭は大丈夫だろうか。農作業に参加してくださった方々、楽しみにしてくださっている方々、どんな気持ちになるんだろう…。」
考えても、もうどうしようもないのはわかっているけれど、不安な気持ちでいっぱいでした。
獣害にあった房を片付けながら、ふと「味はどうなんだろう?」と、かじられていない実を食べてみました。
甘かったんです~。涙
ほんの少し、心が前を向きました。
迎えた収穫祭当日
当日は全国からシェアツリー会員の皆さんが集まり、天候にも恵まれて無事に開催。
病気や獣害で数は減ったものの、提携農園のぶどうも用意してくださり、参加者全員で収穫のひとときを楽しむことができました。


参加者の皆さんが「おいしい!」と笑顔を見せてくださったり、後日「甘くて美味しかったよ」とメッセージをいただいたり。
不安と申し訳なさに押しつぶされそうだった気持ちも、皆さんのおかげで少しずつほぐれていきました。
なんとか収穫までたどり着けたのは、岡木さんやシェアツリー会員の皆さんと一緒に歩んできたからこそ。
「みんなで守り抜いた収穫祭」 になったことを、心から嬉しく思います。
当日の様子は、MUGさんが詳しくブログにまとめてくださっています。ぜひこちらもご覧ください!!
春から夏までのダイジェスト
3月|農園の整備と苗植えイベント
初めての農作業は雪の降る中でした。
ビニールの撤去や留め具の洗浄、枝の剪定からスタートしました。
4月|芽吹きと初めての作業
3月に剪定した枝から小さな芽が出はじめ、農園の新しい季節のはじまり。
この月は、人生初の農薬散布や草刈りにも挑戦し、農業の最初の一歩を踏み出しました。
まずは機器の使い方を調べるところから、という状態でした。
5月|芽かきと除草に奮闘
どの芽を残すかを見極める「芽かき」に挑戦。
また、除草作業では草の勢いに驚かされ、自然の力強さを実感しました。
6月|ジベレリン処理と病気の発生
種なしぶどうにするための処理を762房に実施。
一方でべと病が発生し、病気との向き合い方の難しさを学ぶ月となりました。
7月|袋かけと獣害
20人近い方と一緒に袋かけ作業を行い、収穫を心待ちにしました。
しかしその後、アライグマなどによる獣害で多くの房が食べられてしまい、自然の厳しさを痛感しました。
8月|電気柵の設置
会員の皆さんと協力して電気柵を設置。
残っていた192房を守るため、最後の整備を進めました。
9月|収穫祭を開催
獣害の影響で収量は減ったものの、会員の皆さんと一緒に笑顔で収穫のひとときを楽しむことができました。
感謝と振り返り
農業初心者の私が続けてこられたのは、本当に皆さまのおかげです。
- 丁寧にご指導くださったノウタス取締役でぶどう農家の岡木さん
- 電柵設置に駆けつけてくださったMUGさん
- あたたかく支えてくださったシェアツリー会員の皆さん
本当にありがとうございました。
一方で、私なりの反省点も。
- 枝がぐんぐん伸び始めた段階で、もう少しまめに誘引作業ができていたら、消毒効率や風通しの面で病気のリスクを減らせたのでは?
- 病気に対する認識の甘さ
- 農薬散布のスケジュールやお世話が集中する時期の把握、シェアツリー会員さんにご協力いただく作業の把握と農園開放日の設定
- 摘粒の大切さ
などなど…
来年に向けて改善し、より良い品質のぶどうの収穫を目指したいです。
ご来園いただきましたシェアツリー会員の皆様、ありがとうございました!
さいごに
農業の知識ゼロからの挑戦でしたが、芽吹きから収穫までの変化を間近で見守れたことは大きな学びになりました。
本当に貴重な経験をさせていただき、感謝の気持ちでいっぱいです。
そして何より、皆さんと一緒に収穫祭を迎えられたことが本当に嬉しかったです。
来シーズンは今年の経験を活かし、より多くの笑顔を農園で分かち合えるよう準備していきたいです。
ご一緒くださった皆さま、改めまして、ありがとうございました。
ノウタス高槻農園では、ぶどうのシェアツリー会員さんを随時募集中です。会員さんは、高槻農園のメンバーシッププログラムに参加し、ぶどうの木の成長を共に見守りながら収穫を楽しむことができます。ぜひ以下のサイトからチェックしてみてください!
▼ノウタス高槻農園の公式サイトはこちら
https://takatsuki.notas.co.jp/