創業100年!老舗ぶどう農家がこっそり教える「ぶどうをおいしく長持ちさせる保存方法」
こんにちは!農家のひろゆきです。
普段は長野県でぶどうを栽培しています。
ぶどう農家として毎日ぶどうと向き合っているのですが、この時期になると友人やお客様からよく聞かれることがあります。
「ぶどうって、そのまま冷蔵庫に入れていいの?」
「洗ってから保存した方が長持ちする?」
「シャインマスカットをできるだけ長くおいしく食べるには?」
せっかく買ったり、いただいたりしたぶどう。
できれば最後の一粒まで、おいしく食べたいですよね。
実は、ちょっとしたポイントを知っているだけで、ぶどうの鮮度は劇的に保ちやすくなります。
そこで今回は、プロのぶどう農家が実際におすすめする「家庭でできるぶどうの保存方法」をこっそりご紹介します!

Contents
① ぶどうは「洗わずに保存」が基本!
まず、これだけは覚えておいてください。
ぶどうは食べる直前まで洗わない!
ぶどうの表面を見ると、白い粉のようなものが付いていることがあります。
「農薬かな?」
「汚れているのかな?」
と思う方もいるかもしれませんが、これは「ブルーム(果粉)」と呼ばれるものです。
ぶどう自身が作り出している天然の成分で、果実から水分が失われるのを抑えるなど、ぶどうを守る役割があります。
農家からすると、きれいにブルームが残っているのは、ぶどうの鮮度を見るポイントの一つでもあります。
ですので、保存前にゴシゴシ洗う必要はありません。
洗うのは食べる直前!
これが基本です。
② 冷蔵庫では「乾燥させない」ことが大切
ぶどうは冷蔵庫に入れておけば大丈夫!
……と思われがちですが、実は乾燥対策も大切です。
乾燥すると粒の張りがなくなったり、軸が茶色くなったりして、少しずつ鮮度が落ちていきます。
房のまま保存する場合は、新聞紙やキッチンペーパーなどでやさしく包み、ポリ袋や保存袋に入れて冷蔵庫へ。
これだけでも乾燥を防ぎやすくなります。
そして、農家としてもう一つ知っておいてほしいのが、
ぶどうは基本的に「追熟」しない果物だということ。
収穫してから何日か置いておけば、どんどん甘くなるわけではありません。
僕たち農家は、畑でぶどうの状態を見ながら食べ頃を判断して収穫しています。
なので、届いたぶどうは「もう少し置いた方がおいしくなるかな?」と待たずに、できるだけ新鮮なうちに食べてもらうのがおすすめです!
③ 長持ちさせるなら「一粒ずつ保存」
「一房を一度に食べきれない」
「少しずつ長く楽しみたい」
そんな方には、一粒ずつ保存する方法がおすすめです。
ただし、ここでポイントがあります。
粒を手で引っ張って、軸からプチッと外さないこと!
無理に外してしまうと、粒の根元に穴が開き、そこから果汁が出たり傷みやすくなったりします。
そこで使うのがキッチンバサミです。
粒の根元に軸を数ミリ残して、一粒ずつ切り分けます。
あとはキッチンペーパーを敷いた保存容器などに入れて冷蔵庫へ。
少し手間はかかりますが、長く楽しみたいときにはおすすめの方法です。
④ 食べきれなかったら「冷凍ぶどう」もおすすめ!
たくさんぶどうをいただいて、
「どうしても食べきれない!」
ということもありますよね。
そんなときは冷凍保存がおすすめです。
一粒ずつ軸を少し残して切り分けてから洗い、水分をしっかり拭き取ります。
その後、保存袋などに入れて冷凍庫へ。
僕のおすすめは、完全に解凍せず、少しだけ解凍して食べること。
シャリッとしたシャーベットのような食感になって、暑い時期には最高です!
普通に食べるぶどうとはまた違ったおいしさがあります。
⑤ シャインマスカットも基本は同じ!
大人気のシャインマスカットも基本的な保存方法は同じです。
洗わない・乾燥させない・冷蔵する。
この3つが基本です。
シャインマスカットは甘さはもちろんですが、皮ごと食べたときのパリッとした食感や爽やかな香りも魅力です。
長く保存することだけを考えるより、できるだけ新鮮なうちに食べてもらうのが、農家としては一番おすすめです。
最後に|農家から伝えたい5つのポイント
ぶどうをおいしく保存するために覚えておいてほしいのは、この5つです!
- 食べる直前まで洗わない
- 乾燥を防いで冷蔵する
- 長く保存するなら軸を少し残して一粒ずつ切る
- 食べきれないときは冷凍する
- ぶどうは追熟しないので、新鮮なうちに食べる
僕たち農家は、剪定から始まり、芽が出て、花が咲き、実が大きくなって、ようやく収穫を迎えるまで、一年間ぶどうと向き合っています。
そうして育てたぶどうだからこそ、皆さんには最後の一粒までおいしく食べてもらいたい。
そんな思いがあります。
今回ご紹介した保存方法は、どれもご家庭ですぐに試せるものばかりです。
今年ぶどうを買ったり、いただいたりしたときには、ぜひ試してみてください!
「これ知らなかった!」
「ぶどう好きの友達にも教えてあげたい!」
と思ったら、ぜひご家族や友人・知人にもこの記事をシェアしてもらえるとうれしいです!
旬のぶどうを、最後の一粒までおいしく楽しんでください!
農家のひろゆきでした!