面談でよくする話「ノウタスはアグリテインメント以外にもなぜ色々やっているの?」
こんにちは、あきひさです。
最近、採用を強化しています。
今日は、その面談でよくお話する内容について、すこし真面目に書いてみます。
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ノウタスはアグリテインメントの会社です
ノウタスはアグリテインメントの会社です。
農は、効率や生産性だけで語りきれない、人の根源的な喜びがある営みだと思っています。
育てること、待つこと、分け合うこと、季節を感じること。
その楽しさを知っているからこそ、私たちは農を「職業」や「産業」に閉じず、体験と物語として社会に混ぜていきたいと考えています。
面談でも、まずこの前提からお話しています。
そうすると、よく聞かれる質問があります。
「では、なぜシステム開発やコンサル支援などの人材事業をやっているのですか?」
「植物工場のような効率や生産性を追求する事業は、やりたいことと違うのでは?」
「アグリテインメントだけに集中できないの?」
この違和感は、すごく自然だと思っています。
私自身も、自分に同じことを聞いてしまうことがあります。
たしかにその通りで、ビジネスがものすごく上手なら、いまからそれだけで食べていける形を作れるのかもしれません。
でも正直に言うと、今の私はまだそれができません。
才能がないのか、設計が甘いのか、詰めが弱いのか。
たぶん全部です。
だから、アグリテインメントは腰を据えてやりたい
その最大の理由の他に、もう一つ理由があります。
アグリテインメントは、「すぐに儲かる形」に寄せるより、腰を据えて育てていきたいことなんです。
まだ文化として育ちきっていない段階で、「スポンサーはつくのか?」とか「回収は何年か?」みたいな議論を先にしてしまうと、どうしても“売りやすい形”に引っ張られます。
それで薄まってしまうくらいなら、焦らないほうがいい。私はそう思っています。
ただ、「焦らない」のは悲観しているからではありません。
むしろ、その未来がもうすぐ来ると信じているからです。
産業がAI化していくほど、人が求める価値は「体験」「物語」「食」「場」「コミュニティ」みたいな、AIに代替されにくいものになっていく。
だから、いま無理に“売れる形”に寄せて、自分たちのやりたいものを薄める必要はないと思っています。
だから「自由に走れる」を先につくる(アグリキャリア)
じゃあ、自由に走るにはどうするか。
その手段の一つが、システム開発受託やコンサルティング支援を行うアグリキャリア事業です。
アグリテインメントを売上に縛りすぎないために、別の燃料を持っておく。まずはそれが現実的です。
それに、行政や企業の現場で課題に向き合っていると、会話の流れで自然にこういう話になります。
「ノウタスでは、こういう時はこうやってます」
この「うちではこうしてますよ」が、相手の考え方や動きを変えることが実際にあります。
スタートアップが自分たちだけで社会を一気に変えるのは、正直かなり大変です。
でも、影響力の大きいクライアントが意思決定を変えると、その変化は社会に広がっていきます。
ノウタスは、そのルートで「企業や社会に農を足す」を増やしていきたいと思っています。
「いつでも、どこでも、だれでも」を現実にするための土台づくり(アグリサイエンス)
生産の効率化を考えるアグリサイエンスの話も、アグリテインメントと真逆に見えるかもしれません。
でも私たちの中では、ここも同じ方向を向いています。
農を「いつでも、どこでも、だれでも」は、“気合い”では実現しません。
天候に左右されますし、人手も限られますし、地域ごとに条件も違います。
だから私たちは、体験が生まれやすい“舞台”そのものを増やしたいと思っています。
たとえば、廃校や空き施設、都心の空き区画、地域の遊休地など。
栽培に向かない場所、人手が足りない状況でも、一定のやり方で生産できて、体験として地域にも開ける。
そんな入口が増えれば、関われる人が増えて、物語が生まれる地点も増えていきます。
アグリテインメント、アグリキャリア、アグリサイエンスは、別々のことをしているように見えて、実は同じ方向を向いています。
ぜひお話しましょう!
ノウタスはアグリテインメントをやりたい会社です。
ただ、それで直球勝負するよりも、企業や行政の中に入り込み、余白を確保し、体験が増えていく舞台を増やす、そういった活動も必要だと思っています。
もちろん、まだ途中です。
迷いもありますし、失敗もします(失敗のほうが多いと思います)。
それでも「生活に農を足して、人生をFun-Funに」という方向性だけは手放さずに、現実的に前に進める順番を選んでいます。
もしこの考え方に少しでも共感してくださる方がいたら、ぜひ一度お話ししたいです。
一緒に迷って失敗できる仲間が増えることが、いちばん嬉しいです。