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田舎にUターンして兼業農家になったら、当然だけど良い面悪い面があった話【耳より情報も!】

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皆さんこんにちは!
すっかり牛農家で定着したであろう、みっちーです
今日は牛じゃない話をします。うちの可愛い牛を待っててくれた方、ごめんなさい!

去年の春に地元にUターンして、もうすぐ1年が経ちます。
それまで10年弱東京で過ごした後に、1年田舎で生活してみて気づいたことを書いていきたいと思います。

Uターン、Iターンに興味のある方、田舎での新規就農に興味のある方、ぜひ参考にしてください。

田舎に戻った経緯

もともと私は、地元が大好きでいつかは地元に戻りたいという思いを抱いていました。
ITで地元の人たちの役に立てるくらい成長して戻ってくるぞ、と決意して社会人4年目に地元を出ました。

東京ではコンサルファームに就職してガシガシ働き鍛えられ、成長を実感する毎日。
そして、今のノウタスメンバーとも出会えて、会社を始めることに。
とても充実した毎日を過ごしていました。

そんなある日、母から1本の電話が。
「父が救急車で運ばれた、死ぬかもしれない」

夜だったため新幹線もなく、急いで車に乗り、8時間かけて地元に帰りました。
車の中で父との思い出が次々に浮かび、ひたすら号泣…。
「家の牛たちはどうなるんだろう…私は畜産なんてやったことないし、継げないよ…。」
そんなことを考えていました。

父は牛舎で牛に突き飛ばされたようで、頚髄損傷。手足が不自由になったものの、一命はとりとめました。

ただ、牛の世話は毎朝晩欠かせず、買い手もすぐには見つからない状況。
どうしようかと思っていたところ、祖父が寂しそうに
「はぁ牛はできねぇな、かまどかえすなぁ(もう牛は続けていけないから、やめないといけないな)」
と語った後ろ姿を見て

「私がやらないで誰がやるんだ!」

と一念発起し、田舎にUターンすることを決めたのでした。

田舎の良い面

そんなこんなで始まった田舎生活。
この1年、色々ありましたがまずは良い面からお伝えします。

毎日がチル

窓から見える景色がチルすぎてマジで癒される。
春は緑が生い茂り、冬は白鳥が集まります。自然っていいよね。

めっちゃよく寝れる

なんでだろう…。
これはよく原因が分かっていないんですが、東京にいた頃は若干不眠症気味だったのが、戻ってきてからは熟睡できるようになりました。
多分、外の音が静かだから…?

牛が可愛い♡

なんといっても!!!
これは田舎あるあるというか、畜産農家限定かもしれないですが。
生き物が本当に可愛いくて癒される。

実家では犬も飼っているんですが、庭が山一個分あるのでのびのび放し飼い。
なんとなく生き生きしているような気がしています。

田舎の悪い面

良い面もあれば、もちろん悪い面もあります。

ネイル屋さんがない

これ私的には割と致命傷で…。
ネイルしてないと仕事のモチベーションも上がらーん。

しかたないので、セルフネイルを始めました。笑

なにもかにもが遠い

田舎暮らしをするなら、車は必需品。戻ってきて初めて車を買いました。
スーパーもコンビニも病院も遠いので車移動。
ほんとうになにもかにもが遠い!!!必然的に移動にとられる時間が長くなりました。

車移動って自由に動けて楽な面もありますが、移動中に運転しかできないのがつらくないですか?
私は本を読んだり何かしながら移動できる乗り物が好きです。酒も飲めないしね。

外で酒が飲めない

本当に、何よりもつらい…!!!

当然徒歩で行ける範囲に居酒屋なんてありません。
車で行って、運転代行で帰るしかありません。お金もかかります。
しかも夜に牛のお世話があるので、その後から飲み始めても店が閉まるのも早く、飲めてもせいぜい2時間くらい。

おいしい日本酒と和食を気軽に食べに行きたい!!

田舎暮らしに興味がある人へ 耳寄り情報

今、政府が地方創生に力を入れており、地方への移住を希望する人には様々な支援があるようです。
有楽町の交通会館にある「ふるさと回帰支援センター」では、各地方ごとの情報を得ることができます。
移住に関する相談やイベントも頻繁に行われているので、一度訪れてみると新たな発見があるかもしれません。私も何回か訪れて、移住前に生活に関する情報をGETしてました。

あとは、なんといっても移住関連の助成金が豊富!
もちろん、地域によっても金額や予算の残り状況が違いますし、都内在住または在勤など様々な条件はありますが、私は夫婦2人世帯で100万円もらえました。お子さんがいると、もっと貰えるみたい。
引っ越し代や新しい家具の購入費もかかるので、非常にありがたい!

田舎暮らしを始める際には、国の支援もぜひ活用してみてくださいね

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