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農と仕事

ノウタス高槻農園の3年目のお話 6月編

こんにちは!ノウタス高槻農園のさとちゃんです。

6月は、ぶどうづくりの中でも特に重要な時期。
誘引、房切り、ジベレリン処理(1回目・2回目)、摘粒、農薬散布と、大切な作業が続きました。
昨年の経験を活かし、「今年こそ!」という気持ちで迎えた6月。
作業の意味や判断のポイントが少しずつ見えてきましたが、天候やぶどうの生育は毎年違い、その年ごとの判断が必要です。
農業の奥深さを改めて感じています。

その年ごとの判断が必要

昨年は、初めてのことばかりで、目の前の作業を一つずつこなすことで精一杯でした。
今年は、昨年の反省を活かして早め早めの対応を意識しています。
1番大きいのは、獣害対策です。今年は、電気柵を1カ月早く稼働しました。
一方で、今年は台風の影響もあり、雨が多く、思うように作業できない日もありました。
ぶどうの成長スピードも昨年とは少し違います。
「去年はこうだったから今年はこうしよう」そう単純ではないことを改めて感じています。

ジベレリン処理|今年もタイミングとの勝負

ジベレリン処理は、今年もぶどうづくりの大きな山場でした。花の咲き具合を見ながら、4回に分けて1回目の処理を実施。
花の咲くタイミングも房ごとに違い、天候も考えながら作業日を決めていきます。
去年はもう少し全体の生育状況が揃っていて、一気に作業を進めた印象がありました。
今年は花の咲くタイミングに差があり、それぞれの房の状態を見ながら進めることになりました。
同じように見えても、その年ごとに判断が必要になる難しさを感じます。

ぶどうの房数の比較

今年は、できるだけ多くの実を残す方針で管理しています。
房切りについては、昨年は3cm残したところを今年は4cm残して作業を進めました。
房の数についても、昨年は、同じ枝に2つの房がなっている場合は、1つを切り落としたのですが、今年は全て残しています。

2026年
【品種:ジベレリン処理1回目→2回目】
ピオーネ 303房 → 256房
紅伊豆 93房 → 72房
シャインマスカット 357房 → 298房
※合計753房(ジベレリン処理1回目)
2025年
【品種:ジベレリン処理1回目】
ピオーネ 380房
紅伊豆 165房
シャインマスカット 217房
※合計762房(ジベレリン処理1回目)

ジベレリン処理1回目終了時点では、今年は753房でした。昨年の762房とほぼ同じ数です。房を多く残す方針だった分、「今年はもっと残るかな」と期待していましたが、自然相手では思い通りにはいかないものだなぁと感じています。

摘粒|今年も一房ずつ丁寧に

6/22・23・29には摘粒を行いました。一粒一粒を間引きながら、ぶどうがきれいに大きく育つよう整えていきます。
「ぶどうを散髪しているみたい」そんな作業なのですが、房全体のバランスを見ながら粒を残していくのは本当に難しく、技術のいる作業だと痛感します。

病気との戦いが始まる

今年も病気との戦いが始まりました。今年は、特に紅伊豆で「晩腐病(おそぐされびょう)」が見られています。

農薬散布も10日おきを目安に定期的に実施しています。農薬散布も10日おきを目安に定期的に実施しています。
病気は広がってからでは対処が難しいため、早め早めの予防が大切だと感じています。
7月は袋がけ。袋がけ後はもう少し強い薬品の散布が可能になります。なんとか広がらないよう注意深く見守っていきたいと思います。

みんなで「今年こそ!」

今月も多くの方にご参加いただき、本当にありがとうございました。みなさんのご協力のおかげで、なんとか作業を進めることができました。また、作業をしながら感じたのは、参加してくださる皆さんも、「今年こそ!」という気持ちがとても強いこと。そんな思いを共有しながら作業できることが、とても嬉しく感じました。

来月に向けて

病気についてはまだまだ油断できませんが、袋がけをすると農園の景色も一気に変わります。
今年こそ無事に収穫までたどり着けるよう、大切に見守っていきたいと思います。
来月は、農園の景色が大きく変わる様子もお届けできればと思います。


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